ブランドカラーを決めるためのオススメ参考書

自分のブランドを考えるときに欠かせない要素はいろいろあるけれど,とくに大きくイメージを変えてしまうのが「色」です。
いわゆる「ブランドカラーを決める」ということについて,です。

色は心理的なものととても関連が深くって,色がひとに様々な感情をもたらすというのはよく知られていますよね。
ブランドのカラーによって,相手がどう思うかが変わってくるということなので,ちょっと慎重に考えたいところだったりします。

ブランドカラーといっても,1色ではないんです。
メインのカラーとその印象を補完したり拡張したりするそのほかのカラーと組み合わせて,カラーパレットを作っていく感じです。

megropressのブランディングセッションでは,意味をもった色が一つあって,それを基軸に考えていく場合と,ブランドのテイストに合った様々なイメージのなかからそこに共通するカラーを見出していく場合,がありますが,後者のことが多いです。

色の組み合わせは「配色」とも言いますが,その組み合わせによって,ブランドの雰囲気,空気感,世界観がぐぐぐっと押し出されてきます。
配色をうまくつかって,ほんとうに伝えたいブランドのメッセージを空気感として表現していきましょう!

そんなときの参考書にとても良い本が,海外では『PALETTE PERFECT』というタイトルだった,この『配色スタイルハンドブック』。
サブタイトルに「思い通りの空気感を演出するカラーパレット900」とあります。

 

色の組み合わせは,その人のセンス,感覚によるところも大きいですけど,
日頃の観察がモノをいう,と思います。
好きだな♪ いい感じだな♪ というその瞬間の色合いを「分析」してみるのが手っ取り早い方法です。

なんでもいいんですが,例えば,「あーこの景色ステキ♡」って思うとき,あなたを「♡!」な気持ちにさせている原因はその色合いだった,ということが多いんです。
その景色が,どんな色で,それぞれどのくらいの割合で構成されているのか?をちょっと考えてみるとよいです。

↑ 例えばこないだの手ぶれ写真。なんかいいなぁって思ってとってありました。

 

こんな風に,イメージを色で分解する感じです。
これをたくさんやっていくと,明らかに自分の方向性が見えます。

日頃の写真を撮りためている方とか,Instagramをやっている方とかは,客観的に自分のページをみてみると,なんとなく,あなたのテイストには偏りがあるはずで,それがきっと「好きな感じ」なはずです。

えー,自分の写真は食べ物や人の顔ばっかりで感情移入ができないわ!という場合は,人が撮った写真でそれをやってみましょう.

一番やりやすいのは,Pinterestです。
Pinterest上で「♡!」と思ったものをとにかくたくさん集めること。
そうすると,そこにはあなたの偉大なる「愛すべき偏り」が見えてくるはずです。

 

↑  例えば私のPinterestのボードのひとつ。Pinerestって,たくさん集まった大好きなものに囲まれる至福が味わえるツールでもあるのです。

 

あとは,この本の著者,Laurenさんのサイト「Color Collective」をのぞいてみて,好きな感じのものを見つけてみるのもオススメです。

 

こんなふうに,ピン!とくるものを集めて,少しの分析の視点をもつことで,そこから自分の「♡!」を形作る色合いがあぶり出されてきます。
それがあなたのカラーパレットであり,おそらく,あなたのブランドのカラーパレットでもあるはず。

そうしてイメージが出てきたら,そのイメージたちに名前をつけてみましょう。

そこで,この本をもう一度開くと,15の空気感カテゴリが紹介されています。
自分のイメージたちは,どれに近い?

NATURALーナチュラル?
MAGICALーマジカル?
ROMANTICーロマンティック?
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そろそろあなたのブランドの表現したい空気感が見えてきたかしら。

ブランドカラー,ブランドのカラーパレットを決めることで,ブランドの輪郭がぐっと鮮明になってきます。
色を通して,メッセージを伝えることができます。

ブランドのカラーはもちろん,日々のファッションやテーブルコーディネートなどにも大いに活用できますよ!
ぜひ,色の組み合わせ,毎日の生活の中で意識してみてくださいね!

眺めているだけでもわくわくしてくるし,置いておいても素敵な装丁の本です。ぜひ一度手に取ってみてください。


配色スタイルハンドブック
ローレン・ウェイジャー 編著(BNN出版)
¥2,400
2018年1月初版

Author: yoko