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ブランドカラーの決め方

あなたのブランドは何色ですか?

すでに決まったカラーがあるかもしれないしちょうど何色にしようか悩んでいるところかもしれませんね.

色には,それぞれ色の持つ固有の意味合いがあり

言葉がなくても様々なメッセージを伝える力があります.

たとえば...

赤だったらLively 元気なFire 炎,火Passion 情熱など

緑だったらNatural 自然Vitality生命力Growth 成長...

といった感じです.

ブランドのカラーにおいてはその色が示すメッセージとブランドの個性とが合っていることが大切です.

でも,色には幅があり,「濃い赤」と「薄い赤」ではまったく印象が変わってしまいますよね.

では,どうやって自分のブランドに合う色,あなたの色を決めますか?

 「5億ビュー?!」先日,Pantone(パントン)社が主催する“Color of the Year(カラーオブザイヤー)”の発表会に参加した私.司会の方が言ったこの数に思わず耳を疑いました.

この数字は,昨年の”Color of the Year”の発表に関するインスタの投稿の閲覧数なんだそう.

Pantone社は,グローバルに色の情報を提供している企業です.

その一番身近な商品といえば,デザインや製品開発などをしている人にはなくてはならない,この「色見本」.

あらゆる商品の色を決める際に,必ずと言っていいほど使われています.

そんなPantone社が毎年発表する「今年の色」はなんでそんなに注目されるのでしょうか?

色はすべての業界に関わるものでとても影響範囲が大きいから,そして,ファッションにトレンドがあるように色にもトレンドがあるから.

そのトレンドには,世界の状況や雰囲気,人々の思いや願いのようなものまでが色濃く反映される…なので,人はそれにどうしても反応してしまうのです.

もちろん,あなたのブランドにも影響があるかもしれません.

今回の発表会では,2018年に向けての世界中のファッションやアート,エンターテイメントなどの各方面のトレンドの傾向とそこから導かれるトーンやカラーミックスが紹介され最終的に1つに絞込まれた色=“Color of the Year” が発表されました。

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2018年は「Ultra Violet」という青みがかった紫色でした.

確かに,様々なファッション雑誌に踊る「2018年春のカラー」として紹介される色にもラベンダーがありましたし,実際,店頭にもたくさん並んでいます.

このColor of the Year,一昨年は淡いピンクとブルーの2色が、昨年はグリーンだったことを考えると2018年は紫なのかーと思いますが、

でも,様々な世界的な潮流を知るとすごく納得できるカラーだと思いました.

このUltra Violetが表現するものは以下のようなキーワード.

新たな技術偉大なる宇宙アート表現スピリチュアルな内省ミステリアスマインドフルネスインスパイヤリング

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これから始まる2018年,こういったカラーのイメージを

いろいろなところで感じることができるのではないでしょうか^^

そんな流れの中で,もう一度.

あなたのブランドは何色ですか?

発表される「今年の漢字」と,あなたにとっての今年の漢字が違うように,

あなたの色も,発表された“Color of the Year”と同じわけはありませんよね.

でも,「カラーの決め方」は“Color of the Year”と同じかもしれません.

先ほど,“Color of the Year”では,”様々な世界中のトレンドの傾向を研究しそこからトーンやカラーミックスが 導かれる”とご紹介しました.

まさにあなたもそのステップを踏むことがとても有効!なんです.

先ほどの方法を,あなたに言い換えれば,

あなたの活動をこれまでひっぱってきた気分やムード そして,あなたの中での止まないトレンドを分析していくことで,

そこからトーンやカラーミックスが生まれてくる

ということになります.

あなたの活動をひっぱってきた気分やムードはどんなものですか?

あなたの中の止まないトレンドはなんですか?

ぜひ書き出して見てください.

たぶんそれは自分の「好きな感じ」でありまさにそこを誰かと共感したいと思っているのではないでしょうか?

たとえば,女性向けナチュラルな感じというだけで「薄いピンク」にする…というのはとても短絡的.

もっと,あなたにしか出せない色があるはずなんです...

ブランドのカラー,カラーパレットを一瞬で決めるのは難しいもの.

でもね,

好きだなぁ,心地よいなぁと思う「右脳」的な要素と心理学的に作用する色の効果などの「左脳」的な要素の両方からアプローチすることで

あなたのブランドにふさわしいカラーに近づくのでは,と思うんです.

もう一つ大事なポイントである 「色の組み合わせ」についてはまた時を改めて♪

発表会では、Pantone Color Instituteのエグゼクティブ・ディレクターであり,ご本人でも,カラー研究機関も持つレアトリス・アイスマン(Leatrice Eiseman)さんが来日し、プレゼンテーションを行ってくれました。

会の最後に,個人的に名刺交換をさせていただきました.

「色の人」といっていいこの方の名刺はいったい何色だろう?と,とても気になっていたのですが…レインボーでした!

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