Monthly Press「人が、自分の中にある力を解き放つとき」2026年10月号

Monthly Pressは、megropressの目黒洋子が、女性として、母として、人としての視点で、普段のブランディングやビジネスのこと以外に、シェアしたいことがらをその月のテーマとともにお届けする試みです。

1.先月の断片から
2.今月のテーマ
3.今月の小さなお知らせ


1.先月の断片から

・秋の花火

真夏が暑すぎて、花火大会が軒並み秋にずれ込んでいるケースが多いようです。
近くの多摩川の花火大会も8月下旬から、10月に時期を移して開催しています。
今回は夕方けっこう涼しくて、秋の風と、秋の草花の中で花火を楽しみました。


・PRINT+PLANTの新店舗への引っ越し

ドアと窓がついて、だいぶ店舗らしくなってきました。
ご近所では「ファミレスになるらしい」という謎の噂が出回っていたらしく、印刷所なんです、と訂正する(笑)まだまだやることがあるので、オープンまで頑張っていこう。

・家のこと、家族のこと

進路説明会や学校見学、文化祭、いろいろいきました。
週末がそれでわりと埋まる。
そして片付けののこりを進める。だいぶ、家全体が軽くなった気がします!

10月開催となった多摩川の花火。土手から秋の草とともに眺める。

PRINT+PLANTの新店舗。11/1のオープンを目指して準備中。

 

2. 今月のテーマ「人が、自分の中にある力を解き放つとき」

先日、MEET YOUR ART FESTIVAL 2026を訪れました。

さまざまな作品やアーティストの方々に触れるなかで、特に心に残ったのは、音や声を使ったインスタレーションでした。

ソプラノ歌手の田中彩子さんの声だけを使って、まるでジャングルの中に佇んでいるかのような圧倒的な音の世界を作り出していたevelaによる《Sprout “Coloratura”》。

そして、山内祥太さんによる《In Between… Us?》。作品を目の前にしていると、何かを頭で理解するというよりも、自分の内側に直接働きかけられるような感覚があって、ずっと見入ってしまいました。

山内祥太さんの「In Between…Us?」という作品は、大きなインスタレーションに仕掛けられたマイクに声が届くと、その声の大きさや長さに合わせて、光が流れるような仕掛けになっている作品です。

美しい歌声のアーティストの発したその声が、エネルギーとして届いていくように見えました。

そんな体験を振り返っているうちに、自分が仕事を通して何をしたいのか、あらためて考えることになりました。

この作品をずっと見続けていたい、という衝動を自分の中に感じながら考えていたのは、私は、「人が自分の中にある力を解き放ち、生き生きと動き始める、そういう瞬間に立ち会いたい」と思っているんだ、ということでした。

ブランディングの仕事を続けてきたのも、企業案件よりも個人サイズのブランドの仕事により興味が強く惹かれるのも、そうした瞬間に立ち会いたいから、というのもかなり大きいと思います。

その人が大切にしていることや、まだうまく言葉になっていない思いを一緒に探り、形にしていく。そうして、自分の中にあったものが少しずつ輪郭を持ち、自分自身の言葉や表現になっていく。それは私にとってとてもエキサイティングなことで、その過程に関わることが、私にとって大きな喜びなのだと思います。

そして、もうひとつ大切にしているのが、思いを形にするところまでやり切ることです。

頭の中で考えているだけではなく、実際に手を動かし、言葉にし、社会の中に存在させる。自分の中にあるものを、この世界に送り出すところまで見届けたい。

それは、私がブランディングの仕事をすることにも、印刷などを通してものをつくることにも、共通しているように思います。

このインスタレーションでのリアルな体験は、自分が大切にしていることを、あらためて思い出す機会になったと思っています。

アートに触れることは、自分でもまだ言葉にできていない感覚に出会うことなのかもしれません。

見切れなくって、2日行きました。最初は家族で、次は1人で。

今回直接的に私に訴えかけてきたもうひとつの作品。evalaによる《Sprout “Coloratura”》

3.今月の小さなお知らせ

VISIONARIAは現在エピソード42を配信中です。
「”好きを仕事に”のその先にあるリアル」ということで、5つのリアルの2つ目「収益のリアル」の後半回をお届け中。
起業初期の「ゼロイチ」から、持続可能な経済的自立を手に入れるまでのお話です。
以下のリンクより、家事の合間や移動中など、ぜひお耳に入れてみてください。

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『NODE』から考えた、WHYを伝える意味