「肩書き」を表す英語を探していて、気づいたこと

Podcastのエピソードタイトルを考えていて、「肩書き」を英語でどう表現するのだろう、と調べていました。

最初に出てきたのは Job Title

なるほど、確かに「肩書き」はその単語と習った記憶があります。

でも、今回話したかったことは、どうもそれだけではなくて、別の言葉で表現する必要があると思いました。

Job Titleという言葉から連想するのは、「代表」「営業部長」「デザイナー」「マーケティング担当」といった、組織の中での役割です。

つまり、「何の業務を担当している人なのか」を表す言葉。

会社に所属しているときの肩書きは、まさにこれでよかった。
一方で、今回Podcastで話したかったのは、「自分で仕事をするようになったときの肩書き」でした。

独立すると、肩書きは、自分で決めることになりますよね。
デザイナー、ライター、フォトグラファー、などなど。

そのとき、多くの人は「自分は何をしている人なのか」という視点で肩書きを考えますよね。

でも、本当にそれだけなのかなぁと。

肩書きは、仕事内容を表すもの?


自分自身を振り返ると、ブランディングの仕事をするなかで、肩書きを二度変えてきました。

最初は「ブランドコンサルタント」と書いていました。
でも、仕事を重ねるうちに、「コンサルタント」という言葉に少し違和感を持つようになりました。

もちろんコンサルティングもしているのですが、その言葉からのイメージに「助言だけで終わる」というイメージが含まれていることが気になりました。

私のスタイルは、お客さまと近い距離で伴走し、ブランド全体を設計して、デザイナーやクリエイターとチームを組みながら、一緒に形にしていくものです。

そんな仕事の実態を考えたとき、「コンサルタント」よりも「ディレクター」の方が、自分の役割を表していると感じるようになりました。

そして、もう一度、肩書きを見直す機会があって、それは「ブランドディレクター」から、「ブランディングディレクター」への変更です。

一文字違いの些細な変更にも見えますが、仕事の対象について調整した感じでした。

「ブランドディレクター」というと、一つのブランドの責任者という印象があります。いわゆる、ブランドの中の人、というイメージです。

でも、私は、複数のブランドに、外から関わっていて、対象は、お客さまが、自分らしいブランドを育てていくという、その「ブランディングというプロセス」です。

だから私は、「ブランド」ではなく「ブランディング」をディレクションしている人なのだと思いました。

肩書きが変わったのではなく、自分の解像度が上がったのだ

この二度の変更は、どちらも仕事が変わったからではありませんでした。

私は何をしている人なのか、どう関わる人なのか、何を社会に提供しているのか、といった、自分の仕事への解像度が少しずつ上がり、それに合わせて肩書きも変わっていったのです。

肩書きは一度決めたら終わりではなく、仕事を通じて変わっていくもの、というより、「磨かれていくもの」です。

英語でいうならば、先ほどの「Job Title」(職種名)ということでは全然なくって、むしろ、

How we see ourselves.

Identity.

そんな言葉の方が、今回話したかったことには近かった気がします。

肩書きは、「何をする人か」を説明する言葉であると同時に、「自分は何者として社会に立ちたいのか」を表明する言葉でもありますよね。

そういう意味では、肩書きも、ブランディングだといえます。

独立すると、多くの人は「どんな肩書きにしたらいいだろう?」と悩みます。

格好いい肩書きをつけたくなる気持ちもあるけれど、「自分は、誰に対して、どんな存在として関わっているのか?」という問いに答えるものだと思います。

肩書きは、セルフブランディングのためのキャッチコピーではありません。

今の自分自身の解像度を映す鏡」です

だから、肩書きは一度決めたら終わりではなく、仕事を通じて何度も磨かれていくものなんだと思うのです。

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自分が「この仕事をする」理由を明確に見出す方法