ブランディング講座「Brand Vision Quest」を知る その②言葉の力
megropressでは、“「なんとなく伝わらない」から卒業し、「ちゃんと届くブランド」へ整える8週間”というテーマで、ブランディングの講座、その名も「Brand Vision Quest」を実施しています。
9月に始まる秋の講座を前に、「Brand Vision Quest」のポイントを3回に分けてお伝えしている、今日は2回目となります。
前回は「ビジョンの力」というお話をしたのですが、そのビジョンを形にするには「言葉」が欠かせません。
ブランドを立ち上げ運営していると、必ずどこかで「言葉の課題」に直面するはずです。
想いはあるのにうまく表現できない
ありきたりな言葉しか出てこない
お客様の心に刺さらない
など
「伝えたいことがあるのに、言葉にできない」というもどかしい気持ちが出てくることがあるのではないでしょうか?
ブランドのビジョンを届ける最小単位は言葉
自分の思いを誰かに伝える時に、言葉はどうしても必要になるものです。
最終的には「ブランド”イメージ”」を作りたいのだけど、その間に「言葉」がどうしても欠かせません。
つまり、あなたのビジョンを他者に届ける最小単位が「言葉」なのです。
言葉は、あなたが頭の中に思い描いていた漠然とした「思い」や「イメージ」に、くっきりとした輪郭を与える役目をしてくれます。
でも、言葉には幾通りもの表現があるので、「どの言葉を選ぶか」で温度やニュアンスが変わります。言葉次第で「ただの説明」にもなるし、「共感を呼ぶメッセージ」にもなるわけです。
自分の言葉を見つけるプロセス
megropressでは、前回お話ししたように、あなたのブランドと、そのオーナーであるあなたご自身の情報をできるだけたくさん集め、インプットします。そこから、一番最小限のコアとなる言葉を導き出します。
そこから、いきなりコピーを作ろうとするのではなく、核となる表現を探していきます。
ここから少し時間をかけて、セッションの中でも何回かリライトを繰り返していきます。対話を深めるごとに、言葉の精度を上げるようなイメージです。
何日か寝かせたり、ご自身で声に出したり、誰かに伝えたりすることで、その言葉を自分に馴染ませながら、しっくりくる表現を探していきます。
しっくりくる表現がみつかったら、それをコピーとして成立する表現に少しブラッシュアップしていきます。
この言葉が手に入ると、様々な効果が得られます。例えば、
自分の言葉で語れるようになる
商品・サービス紹介が自然にできるようになる
SNS投稿・自己紹介・プレゼンなど、あらゆる発信に一貫性が生まれる
お客様が「この人から買いたい」と思うきっかけになる
といったことです。
ぜひ自分だけの言葉を見つけるプロセスを、一緒に辿っていきましょう。
次回は、言葉から広がる視覚表現への架け橋について、お話ししていきます。