見えているものの裏側を想像する
便利さの向こう側にあるもの
先日、友人たちとの女子会ランチで、思いがけず「ビットコイン」の話になりました。
私たちは暗号資産などには疎くって、ほとんど知識がなかったのですが、その中で、「ビットコインのマイニングには、かなりたくさんの電力が使われているらしい」という話がでました。
「どういうことなんだろう?」
と気になって、その場でみんなで調べてみることに。
すると、ビットコインは、世界中の参加者が膨大な計算を競い合うことで、不正を防ぎ、ネットワークを維持する仕組みになっていること、そして、そのためには大量の電力と専用のコンピューターが必要なのだ、ということがわかりました。
その話から、「きっとAIも同じだよね。」と調べてみると、確かにその通りでした。
私たちが普段何気なく使っている生成AIも、裏側では膨大な計算を何億回も繰り返しています。サーバーには大きな負荷がかかり、そのサーバーを冷却するためにもまた大量の電力が必要になるんだと。
なかには、生成AIの利用には通常のGoogle検索の10倍ほどの電力が必要だという試算もありました。
テキスト生成で消費する電力は比較的小さいものの、動画生成では数秒でも大きなエネルギーが必要になるケースもあるそうです。
興味のある方はぜひ詳しく調べていただきたいんですけれど、でも、ここで言いたいのは、だからAIが悪いという話じゃないんです。私自身も、日々AIに助けられていますから…!
この話を通して改めて感じたのは、物事には必ず表と裏、というか、「見ようとしないと見えない部分」があるということ。
私たちは、どうしても目の前に見えている「便利さ」や「わかりやすい部分」だけを見てしまいがち。
そして、その裏側に何があるのかを想像しないまま、使ったり、選んだりしていることも多いです。
AIのことだけではなく、環境問題も、消費行動も、働き方だってそう。ひとつの側面だけではなく、「さまざまな方向から物事を見る」ということは、とても大切な姿勢なのだと思います。
視点を外へ、そして高くしていく
そして、これはブランディングにも通じているなと思いました。
自分のブランドを考えるとき、私たちは、
「私は何をやりたいのか」
「私は何を伝えたいのか」
という、自分からの視点で考えます。
でも、ブランドは自分の中だけで完結するものじゃないですよね。
まず必要になるのは、
「お客さまは何を求めているのか」
「相手にどう見えているのか」
という、相手からの視点です。
そして、その視点はさらに外側へと広がっていき、自分とお客様だけではなく、
「それは社会にどんな影響を与えるのか。」
「どんな価値観を広げていくのか。」
「その活動は、どんな未来につながっていくのか。」
と広がっていきます。そうすると、物事の見え方は大きく変わります。
視座が高くなれば、見える世界は広くなっていく。高い場所から見れば、目の前の出来事だけでなく、その周囲とのつながりや、それがどこから来て、どこへ続いているのかが見えてきます。
一方で、何かを形にするときには、ぐっと近づいて細部にフォーカスすることも必要。
フォーカスすることと、俯瞰すること。近くを見ることと、遠くを見ること。その両方を行き来しながら生きていけたら、私たちはもっと豊かな選択ができるのではないかなと思います。
友人たちとの何気ないランチの時間から、そんなことを考えました。