あなたのブランディング、本質を捉えていますか?
「ブランディング、ひと通り整った気がする!」
そんなときこそ、一度立ち止まって、見直してみてほしいことがあります。
これまで、数多くのクライアントや講座受講者と向き合ってきた中で見えてきた、ブランディングの表現がある程度整った段階で、一度見直しておくと安心できる5つのチェックポイントをご紹介します。
1. 「見た目=ブランド」だと思い込んでいる
見た目を整えることで、「ブランディング完了!」と思っていませんか?
確かに、ブランドの印象を左右するロゴ、配色、フォント、写真、イラストといったデザイン表現を整えることは大事なプロセスです。
でも、それらの「見た目」は、あなたのブランドという本の「表紙」にすぎません。本当に大切なのは、「中身」、つまり、あなたのブランドが持つ深い思いや、届けたい印象、信じている価値観です。
その「中身」を言語化できるかどうかが、すべてのスタートです。
2. 「ブランドイメージ=おしゃれ」で良いと思っている
表現を考える段階で、流行りのテンプレートや整ったレイアウトをそのまま使っていませんか?
ブランドイメージとは、そのブランドがもつ「深い思い」、つまり、1で言った「中身」が外見に表出したものにほかなりません。
「中身」と「見た目」がつながっていることがとても大事です。
「とりあえず整っていればいい」「おしゃれに見えればいい」ということではなく、「中身」から導出されているか、「思い」が的確に翻訳されたビジュアルになっているか、が重要です。
そこがつながっていないと、見る人に直感的に違和感を感じさせてしまいます。
3. ターゲットを「属性」だけで決めている
「30代女性・都内在住・会社員・カフェ好き」…
こんな属性情報(=デモグラフィック Demographic)だけでブランドのターゲットオーディエンスを決めていませんか?
スモールブランドの場合、ペルソナ設定などに大々的なリサーチなどは行うことは少ないので、いかにリアルな状況や感情を見つけるかが鍵となります。
大切なのは、その人がどんなときにモヤモヤするのか、何にイラっとするのか、どんな言葉に救われるのか、どんな基準で物事を選ぶのか、といった、感情や価値観=サイコグラフィックPsychographicの理解です。
そのひとりの生活者に憑依するようなつもりで、リアルな1日の状況・感情に寄り添ってみてください。そこに、心から届けたい言葉が見つかります。
4. 言語が甘くて、「伝えたつもり」になっている
よく見る言葉だけど、それが相手と「同じ映像」を描けているか?と考えると、そうとは言えないことは意外と多いです。例えば、「ナチュラル」「丁寧な暮らし」「自分らしく働く」といった言葉など。
たとえば「自分らしく働く」という言葉は、ある人にとっては「在宅で子育てと両立すること」、別の人にとっては「好きなことで起業すること」かもしれません。
言葉の意味のと捉え方は、人によって違います。それを前提として、伝えたいことを正確つ届けられるように、曖昧な言葉を避けて「誰でも同じ映像が浮かぶ表現」に磨いていく必要があります。
5. 「多くの人に届けよう」として、誰にも届かない
「より多くの人に届けたい」、もしくは、「言い過ぎると嫌われるかも」といった気持ちから、無難な言葉、汎用的な表現を使ってしまうことがあるかもしれません。
でも、残念ながら、「誰にでも伝わりそうな言葉」は、誰の心にも刺さらないのです。
お客さまを切り捨てるような気分がして、気が進まないかもしれませんが、「本当につながりたい人」を見極め、その人の深い感情とつながることが、その後のミスマッチのない、幸せな飽きないのコミュニケーションを育む重要なことです。
「なんとなくいい感じ」を超えていこう
「デザインも整えたし、発信もしている。だけど、何かがしっくりこない…」
もしそんな感覚が少しでもあるとしたら、それは「自分のブランドに込めたい深い思い」と、ブランドの表現がまだ噛み合っていないサインかもしれません。
本質的なブランディングには、ただの情報整理やデザイン以上に、
「自分はブランド活動を通して、本当は何を伝えたいのか?」という深い対話が欠かせません。
それは一人では難しいこともあります。だからこそ、第三者の視点と伴走が力になります。
megropressでは、見落とされがちなこうした根っこの部分から、あなたがブランドを通して伝えたい「本当の想い」が「本当に届けたい人」に届くよう、丁寧にサポートしています。
この秋開催予定の、ブランディングについての集中講座「Brand Vision Quest(ブラクエ)」でもそのようなサポートを提供しています。ご興味がある方は、ぜひお気軽に、こちらのウェイティングリストにご登録くださいね。
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