「ブランドカラー」よりも大事なこと

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隣にある色が「らしさ」を決める

ブランディングを行う際、ブランドのカラーをひとつ決めることはとても大事なことです。色はそのブランドの印象を大きく左右するからです。

カラーは、そのブランドが「どんな性格か?」を表現する重要なパート。同じロゴのデザインでも、色が何色かで受ける印象は大きく異なります。

でも、「ブランドカラーをひとつ決める」ということよりも、もっと重要なことがあります。それは「色の組み合わせ」を考えることです

 例えば、あるグリーンをブランドカラーとして決めたとします。

グリーンにもたくさん色味がありますのでそこは吟味して決めたとして、そのグリーンが「何っぽいか」を決めるのは、その隣にあるもう一つの色が大きな鍵を握っています。

たとえば、こんな感じ。
左側はどれも同じカラーですが、合わせる色によってイメージが変わってきますよね。

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濃淡で合わせると、緑っぽさをさらに強く印象づけます。まじめで落ち着いて、優しさと分別のある印象となるので弁護士事務所やカウンセラーなどにも合いそうです。

茶を合わせると、緑と土の印象でアーシーな印象になるのでお花や園芸周りのことやDIY関連などにもイメージが合います。

桜色と合わせると、緑も軽く感じ春っぽいイメージに。お菓子や、アクセサリーなど女性らしいものにも合いますね。

こんな風に、隣の色があるだけでどれも「◯◯っぽい」が際立って見えてきますよね。この組み合わせを「なんとなく、私が好きな色はこの色だから」と安易に組み合わせてしまうと、本来、表現しなくてはいけない「◯◯っぽさ」が表現できなくなってしまいます

では,どうやって決めたらよいの?

自分のブランドらしい色の組み合わせを見つけるヒントをご紹介します♪

 

自分のブランドらしい色の組み合わせを見つけるヒント 3

1.黄金レシピを参考にする

2.届けたい世界観をイメージする

3.他のブランドを観察する

1.黄金レシピを参考にする

「色彩学」という学問があります。その考え方に則った配色の基本ルールがあるんです。この配色加減をもとに自分らしい組み合わせを見つけていくことができます。「配色ルール」などのキーワードで検索してみてください。

2.届けたい世界観をイメージする

自分がブランドとして提供したい世界観はいったいどんな風景だろう?じっくりイメージして見てください。そこに見える風景はどんな色合いかを探ることによって見つけることができます。

例えば、イメージする風景は,南国の海...それなら、水色にベージュ…。でも、もっと具体的にイメージしていきます。その水色は鮮やか?落ち着いた色?イメージするディテールによって変わってきます。

3.他のブランドを観察する

あなたの好きなブランドを色の観点から観察してみましょう。そのブランドが意識的に使っている色はどんな色合いでしょう?そこからブレイクダウンしていくこともできます。

 

なかなか深い「色の組み合わせ」。でも、これによってそのブランドが「何っぽいブランドなのか」を瞬時に人に伝えることができているんですね。

他にはないあなたのブランドらしいユニークな色合い、そして、印象に残る色合いを見つけていきましょう。

その前にひとつ大事なことが。

「基準」がないと色は選べない

この色の組み合わせを選ぶには「基準」が必要になってきます。それは、つまり、じっくりと導いた「あなたらしさ」や「もともとあなたがもっている強みや魅力」。

その色であることの理由がはっきりしていれば、そのブランドに触れるお客さんもごく自然に、そのブランドの世界観を受け入れ、心地よいと思ってくれるんです。そのブランドのファンになる大きなきっかけでもありますよね。

まずは「あなたらしさ」と「強みと魅力」を探るところからはじめてみましょう。


megropressでは、あなたらしさを引き出すお手伝いをしています。自分らしさや強み、魅力を引き出しながら自分のブランドの世界観を表現できる色の組み合わせも導き出していきますよ。
最初のステップは、あなた自身の棚卸し。自分へのディープインタビューからはじめましょう。


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