Monthly Press「本来の形で、ちゃんと立つ。」2026年2月号

Monthly Pressは、megropressの目黒洋子が、女性として、母として、人としての視点で、普段のブランディングやビジネスのこと以外に、シェアしたいことがらをその月のテーマとともにお届けする試みです。

1.先月の断片から
2.今月のテーマ
3.今月の小さなお知らせ


1.先月の断片から


活版印刷のこと

・出店と実行委員を務めたイベント「活版TOKYO2026」が無事終わった。活版印刷の東京で一番大きなイベントだけど、7年ぶりの開催ということと、個人的にはステーショナリーブランドとしての新たな一歩を踏み出せた気がする。

・スタートラインに立った、という感じ。プロダクトのブランドとしてもこれから活動を進めていきたいと思う。多くの方との出会いに、たくさんの応援をいただいたような気持ちで心からうれしい。
Instagramのアカウント(@megropress_stationery)とオンラインショップでまずは展開していきます。


昔の同期のこと

・20年ぶりに昔の同期と再会。お互い親になっていたり、責任ある役職についていたりと、もちろん大きく変化しているんだけど、全然変わってないねと笑い合った。

・「昔の同期と会う」って、ただの再会じゃなくて、その頃の自分・可能性・感情を丸ごと連れてくるイベントだ。少し温かくて、少しだけ若返る感じ。

・旧姓で呼ばれることで、評価も説明もいらない、時間が止まった私を、そのまま扱ってもらえたような気がした。必死だったあの頃の自分も、今の自分も、どちらも否定されずに存在していたい、という気持ちを受け入れてもらえたような気がして、幸せな気分だった。

自分のブースを出すことの大変さを体験できました。

大人になったけど、でも何も変わらなかった。

2.今月のテーマ「本来の形で、ちゃんと立つ。」

与えられた尺度や、周りの様子に合わせるのではなく、「私自身が本当に心地よく、自分の形のままいられるか」ということを、もっと真剣に扱って、ちゃんと感じていくことの大事さ。

長く続くものほど、「誰とやるか」「どこに預けるか」は、実はとても大事。技術があることはもちろん、愛情をもって向き合ってくれること、そして、相性がいいこと。一度きりの体験ではなく、時間を重ねていくものならなおさらですよね。

最近、ネイルサロンで巻き爪のケアを始めたんです。
長く歩いたりすると、足の指に痛みがあったのだけど、痛み自体は「少しだから」と、ずっと当たり前のものとして扱ってきてしまっていた。爪の形も、「これが私の形なんだ」と思い込んでいた。
でもそれは、本来の形ではなかった。

ケアを受ける中で、「あー、私は自分の足のことを、ほとんど考えてこなかったな」と気づく。足は、毎日体重を預けて、人生を運んできた場所。なのに、歪んで、痛くなるまで、後回しにされがち…。我慢して、踏ん張って、窮屈でも前に進む。…って、なんだか、人の生き方と、どこか重なって見えちゃったりして。

そんなタイミングで、友人との会話のなかから、ある言葉をもらいました。
「もし今日の気づきを形にするなら、まずは靴がいちばんいい。
靴は、どこへ行くか、どう立っているかを、毎日、無意識に教えてくれるもの。“今の私にはまだ早いかな”と思わずに、許可してあげることが、余裕への第一歩だよ」と。
靴の話をしてくれただけなのに、なぜか涙が出そうにななった。
すでに、靴の話を超えて、本来の自分を取り戻すという話になっていから。

ヒールを毎日履いていた無意識に無理してた20代の日々、なんとなくで自分の「定番」を選んできていたこと、歩き方の癖は生まれつきだと思っていたこと…全部、その時は当然のことだと思ってやってたことが、そうではなかったことに気づいた。

私は、「私の形のままで、ちゃんと立つこと」それを身体レベルで取り戻そうとしていたんだと思います。与えられた尺度や、周りの様子に合わせるのではなく、「私自身が本当に心地よく、自分の形のままいられるか」ということを、もっと真剣に扱って、ちゃんと感じていきたい。

足の指が一本も窮屈じゃなく、まっすぐいられる靴、それでいて、きちんとした場所にも履いていけるものを新しく買おうっと。そう思ったのでした。

最後に余談ですが、
通っているネイルサロンのネイリストさんの育爪技術と巻き爪ケア技術が、本当に素晴らしくって。kobacoの小林さん。
長年コンプレックスだった手の小さな爪を見事伸ばせるようにケアしてくれた上に、足の巻き爪もジェルネイルの技術で治療器具が自然に馴染むようにしてくれて、感動しきりです。
でもそれ以上に印象的だったのは、そのサロンが、流行のネイルデザインを追うのではなく、本来の爪を、健康に、美しくすることに舵を切った、というストーリー。去るお客様も、去るスタッフもいて、景色が変わったそう。でも、長く通い、深く信頼関係を結ぶ人が増えて、結果良かったと思っているとおっしゃっていた。
私みたいに大満足しているお客様が、きっと多くいるはず。

3.今月の小さなお知らせ

2月は、2/4に立春を迎えました。この日はVISIONARIAの1周年の日。昨年のこの日からPodcastをスタートするところから取り組みが始まったのでした。VISIONARIAとして、2年目の活動をどうしていくかをつぐみさんとともに考えてきました。この立春の配信(VISIONARIA TALKS #25)でお伝えしていますので、ぜひ配信聞いていただけたらです。

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やりたいことなのに、なぜ私たちは消耗してしまうのか?②