達成感という、心のうるおいについて ー達成感の話③

前回の記事『人は、自分の大切なものに力を使えたとき、満たされる ー達成感の話②』では、「自分を満たす」とは、自分を甘やかすことではなく、「自分の大切なものに、自分の力を使えている感覚」なのではないか、という話を書きました。

そして私は、その感覚の先に生まれるものこそ、「達成感」なのではないかと思っています。

やりたいことなのに、なぜ私たちは消耗してしまうのか? ー達成感の話①』のエピソードで紹介した今回の展示会を終えて感じた、「やりきった……(涙)」という感覚も、そうです。

単にタスクが終わったからでも、成果が出たからでもなくて、自分にとって大切なテーマに、自分の力を使い切れた、ということが、自分を満たしてくれたのだと思います。

今回は、その「達成感」とは一体何なのか。そして、どうすればその感覚を生み出せるのかを、もう少し深く考えてみたいと思います。

今一度整理すると、私が今言っている「達成感」は、

  • タスクを終えた

  • 進捗が出た

  • ToDoが消えた

という作業的達成感ではありません。

評価でも結果でもないし、誰かに褒められることとも違う。「自分の力を、自分にとって大切なもののために使い切れた」と感じられること。そして、その結果として、「私は、私の力で、意味のある選択と行動をしたのだ」という感覚が残る。それを達成感と呼んでいます。

だから達成感があると生き生きするし、エネルギーが戻り、「またやろう」と思えるわけです。

私はこれを、「心のうるおい」だと思いました。
だから、達成感があれば、人は乾かないんだと思うんです。

外から承認や刺激を与えられなくても、自分の内側でエネルギーが循環するようにできるはずだから。

達成感を生み出すための3つの問い

もし今、
「やりたいことがあるのに、動けていない」
「ずっとそのままにしてしまっていることがある」
というような状態にいるとしたら、それは意志の弱さではないかもしれません。

達成感は、頑張ったご褒美ではなくて、自分の力を、大切なもののために使い切れたときに生まれる、「やりきった」という感覚です。

そして、その感覚があるからこそ、人はまた次の一歩を踏み出すことができます。
じゃあ、その達成感は、どうしたら生まれるのか?


達成感を生み出すために、自分に問いかけてみてほしいこと。

1. 最近、何をすると疲れる?

2. 最近、何をして「やってよかった」と感じた?

3. もし誰にも期待されていなかったら、何を選ぶ?

これらの問いを辿っていくと、「私の力は、今どこに使われているだろう?」というひとつの問いに行き着きます。

私は、自分の大切なもののために力を使えているだろうか?
それとも、誰かの期待や、役割や、「やらなければ」に、自分の力を使い続けているだろうか?

達成感は、たくさん頑張ったときに生まれるものではなくて、自分の力を、自分にとって大切なもののために使えたときに生まれる、「やりきった」という感覚なのだと思います。

そこから生まれる「心のうるおい」をたくさん生み出して、乾かずに進んでいけるよう、自分自身も、そして、私がブランディングを通して関わる方々にも、はたらきかけていきたいと感じました。

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