Monthly Press「翻訳するという役割について。」2026年4月号

Monthly Pressは、megropressの目黒洋子が、女性として、母として、人としての視点で、普段のブランディングやビジネスのこと以外に、シェアしたいことがらをその月のテーマとともにお届けする試みです。

1.先月の断片から
2.今月のテーマ
3.今月の小さなお知らせ


1.先月の断片から


前に出なくてもいいと思い始めたこと

・削ぎ落としが進むほど、「できること」ではなく「引き受けるべき役割」が見えてきている気がしています。

・自分が中心にいなくても、誰かが何者かになっていく過程を見届けたり、場が自然に動くよう支えるほうが、今の自分にはしっくりくるような。

庭の春

・庭の花が次々に咲き始めました。朝になると鳥がやってきたりして、一気に生命力を感じています。

・私が毎朝この美しい景色を受け取れているのも、母が前の季節に植えてくれた苗や球根のおかげ。この庭だけの話ではなく、何気ない景色も、誰かの手によって準備されているのだ。

10日間のアテンド

・3月は、海外から来た8名の女性たちをアテンドする機会があった。
The Schoolが主催する東京ツアーのチームの一員として関わることになった。

・なんだかんだで、朝から晩まで続いた目まぐるしい10日間で、他の仕事が止まり皺寄せが行ってしまったこともあった。慣れないことによる私の疲労もあって(苦笑)、回復にも時間がかかった。次にやるなら、これはチームで受けたい。
表紙の写真は、みなさんをお連れしたteamLab Borderlessでのもの。

ツアー中のひとコマ。

庭の一角。スノーフレーク、プリムラ、原種のチューリップなど

2.今月のテーマ「誰かの旅を支える側で。」


3月に、海外から来た女性たちを東京でアテンドする機会がありました。

旅の主催者であるオーストラリア人のスタイリスト、アメリカ人のカリグラファー、そして彼女の友人として声をかけてもらった私。
主催チームの一員として関わることになりました。

訪れる場所の意図や流れは主催者から共有され、
私はそれを日本の文脈の中で形にしていくような役割でした。

私が特別な東京を用意したわけではありません。

普段、自分たちがいいと思っている店。
よく食べているもの。
何度も歩いている街。

そして、これまで、そこまでして行かなくてもいいかな、と思っていた場所や、
わざわざ選んでこなかった体験もありました。

それらを、彼女たちと一緒に巡っただけでした。

彼女たちは、その一つひとつを新鮮に受け取ってくれて、
同時に私自身も、知らなかった東京の一面に出会う時間になりました。

私は英語が完璧なわけでもなく、
もっと言葉にできたはずの気持ちもたくさんありました。

それでも、自分の言葉でやり取りをしながら、
「ここを一緒に回るといいのでは」
「こんな体験ができたらいいのでは」
と考える時間は、とても自然で楽しいものでした。

「私が案内します」という感覚とも少し違って、
彼女たちの旅がうまく流れるように整えていた、という感覚に近かったと思います。

その立ち位置が、思いのほかしっくりきている自分がいました。

誰かが何かに出会う瞬間。
誰かの視界が少し広がる場面。

そのそばにいて、
応援したり、環境を整えたり、橋を渡したりすること。

それもまた、自分の役割なのかもしれない。

前に出ることだけが役割ではなくて、
誰かの旅を支える場所にも、きっと意味がある。

そんなことをそんなことを考えていた3月でした。

3.今月の小さなお知らせ

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